高齢者だけではない!脳卒中の若年化!~リハビリ士の視点から~

みなさん”脳卒中”という病気はご存じかと思います。

今現在、脳卒中になる方の若年化が進んでいます。

私の病院でも40代の主婦の方が、脳卒中によりその若さでも ”施設” に入ることになった方がいらっしゃいます。

要するに残りの人生の40年以上を施設で暮らすことになったということです。

その方はリハビリにより、歩行を含めた日常生活動作は獲得できました。しかし、精神機能障害が強く生じており、言葉も上手くしゃべれず、現在の自身の状況理解も乏しく、自身の身体機能を越えた危険行動など行うため、安全上のため施設でということになってしまわれました。

 

もちろん高齢者の方もですが、こういった若年での発症は、とても悲惨であり、できるだけ避けなければなりません。いくらきれい事を言っても、脳卒中になってしまっては大半の人が人生が大きく変わってしまいます。

 

そのため名前と大体のイメージはわかるかと思いますが、今回は脳卒中により実際どのような症状がでるのか、リハビリ士である理学療法士の視点からお伝えさせていただければと思います。

 

脳卒中とは 大きく分けて

脳梗塞 脳出血 も膜下出血 

の3つにわけられます。

 

では、これら脳卒中になったらどのような症状がでるのか。

これも大きく分けると

1)運動障害 2)感覚障害 3)精神機能障害

の3つに分けられます。

 

簡単に言うと

運動麻痺は、筋肉を上手く収縮することができず、腕や脚、胴体を動かすことができなくなる。

感覚麻痺は、障害される感覚によって症状が異なりますが触覚や痛覚が障害されて、触られている感覚や痛いという感覚を感じなくなってしまいます。

精神機能障害は、意識障害認知症、失語や失行といった言葉や行動の障害が生じてしまいます。

 

これらどの症状も、日常生活や仕事・趣味と言った社会的生活を送る上で大きな障壁となってくる物です。

これら症状について、医療従事者以外の方々にも認知していただくことで、脳卒中という病態を理解し、予防として健康に努めることの重要さを感じていただければと思います。

今後、健康についての情報と共に運動麻痺、感覚麻痺、精神機能障害について1つずつ紹介していこうかと思うので、気になっていただけた方は登録などしていただければ幸いです。

そして周りの大切な人へ伝えてください!!!

一人でもこのような病気で苦しむ人を減らすために!!!